思わぬ工夫が出来ました❣️part2

お客様のご依頼で思わぬ新たな事を知る事がございます。


下記にご紹介するリングは、ご主人様と奥様の誕生石をセットしたリングです。



中石は、12月の誕生石の<タンザナイト>、鮮やかなピンク色の石は8月の誕生石で<スピネル>です。


誕生石の由来は必ずしも明らかではありませんが、旧約聖書の「出エジプト記」にイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石が由来とも、「ヨハネの黙示録」に理想郷として描かれた聖都の12の城門の土台を飾る宝石に由来するともされており、その後、時代や地域性によって変化し、1912年にアメリカの宝飾業界によって定められたのが一般的になりました。

尚、日本では、1958年にアメリカの誕生石をベースに全国宝石卸商協同組合が誕生石を発表し、2021年に新たに10石の誕生石が追加され、その中に、この度ご依頼頂いた<タンザナイト>と<スピネル>が入っていた次第です。


従来、色リングの脇石には、ダイアをセットさせて頂く事がほとんどですが、思いもよらぬ石の組み合わせで、たいへん華やかなリングが出来上がりました。


新たな気付きを頂いたご依頼に感謝です。













思わぬ工夫が出来ました❣️part1


お客様からのご依頼が、思わぬ工夫を引き出して頂く事が間々ございます。


下記にご紹介する<ブルートパーズのリング>は、まさにこの好例と思います。


お客様からは、カボッションカットのブルートパーズをK18でシンプルにセットしたリングのご依頼を頂きました。

カボッションカットはカット面が少ないので、透明石の場合には石を支える爪が写りこんでしまいます。そこで、石を支える爪の交差している所(下記 赤矢印の所)にメレダイアを埋め込み、石越しにダイアの輝きを感じて頂く工夫を致しました。



以上、お客様のご依頼が、デザインのアイデアになった好例としてのご紹介でした。


2023年を振り返って。part3


昨年の振り返りの最終として


*お使いにならなくてなった幾つかのお品を、カジュアルなペンダントにお創りした加工について、下記をご紹介致します。



上記は、お客様から5点(リング3ケとイヤリング2セット)のお品をお預かりして、デザインしたペンダントです。


お預かりしたお品は、サファイアのリングが1ケ、サファイアのイヤリングが2セット、ダイアのファッションリングが2ケと、たくさんの加工材料をご提供して頂きました。


5ケのサファイアがそれぞれメインになり得る程大きい石でしたので、概ね輪郭を区切って、それらが連なるようにデザイン致した。


年末にお納め致しましたが、再々にお使い頂き、ご自身の<お守り>のようにお使い頂ければと願っております。

 

尚、デザインご決定に際しては、下記のデザイン画よりお選び頂きました。



2023年を振り返って。part2

先日に続き、昨年お承りした加工を振り返って、幾つかのお品をご紹介していこうと思います。


まずは

*色の配色を工夫した加工について



お一つ目は、上記の<オパールのリング>です。

中石のオパールは、お客様ご自身の誕生石という事で、いくつかご用意したルースからお選び頂きました。

お客様様からは、デザインのヒントも頂き、中石を取り巻く石は、天地左右にピンクがみの鮮やかなルビーを配し、その間に配したダイアは、リング自体の輝きを感じて頂けるように致しました。

また、取り巻き石には、アンティーク調のミル打ち加工を施しましたので、たいへんエレガントなリングになりました。





お二つ目は、トルコ🇹🇷をご旅行なさったお客様が、現地で記念におもとめになられたトルコ石と、ご自身が持っておられたカボッションのルビーを使わせて頂いてお創りしたペンダントです。

お客様ご自身のご発案で、<赤いルビー>と<ブルーのトルコ石>、そしてでシンプルにセットしたペンダントは、色の鮮やかな、とてもパンチの効いたお品に仕上がったと思います。







3つ目は、上記の<ダイアとグリーンガーネットとピンクサファイアのリング>です。

お客様からは、ボリューム感はあるものの、心浮き立つようなリングのご依頼を承りました。

そこで、当店にあった下記のリングをベースに、<グリーンガーネット>と<ピンクサファイア>をラインに沿って配しました。


また、リングの輝きも感じていただくように、<グリーンガーネット>も<ピンクサファイア>も、薄だちでテリの有るものをセットし、ダイアのテリ感に近づけるように致しました。

お客様には、年末にお納め致しましたが、心浮き立つように、再々お使い頂ければと願っております。


次回は、<お使いにならなくなった幾つかのお品を、カジュアルなペンダントにお創りした加工について>ご紹介致します。




2023年を振り返って。~part1~


2023年は、たくさんの加工をお承り致しました。



年初にあたり、次の3つの観点から、お承りした加工についてご紹介いたします。


まずは、

*記念になるモチーフでお創りした加工について



上記 りんご🍎ペンダントは、お孫様のお誕生を記念してお祖母様からご注文頂いたお品です。


<知恵の実>を象徴する<りんご🍎>のシルエットをデザインしたのでペンダントは、下記の通り、CAD で設計してお創り致しました。



<りんご🍎>ペンダントそれぞれにセットさせて頂いた天然石は、上記左から、6月の誕生石の<アレキサンドライト>、右上は9月の誕生石の<ピンクサファイア>、右下は1月の誕生石の<グリーンガーネット>です。


ちなみに、<アレキサンドライト>は、2021年12月20日に日本の誕生石が改定された際に新たに加えられた誕生石です。また、サファイアやガーネットには、色々な色目があるので、それぞれ鮮やかな色目の物をお選び頂きました。



ところで、<りんご🍎>が<知恵の実>である事を象徴的に描いた絵画に、ルーカス クラナッハの下記の作品があります。



ヘビ🐍によって<知恵の実>である<りんご🍎>を食べる事を勧められたアダムとイブがまさに<りんご🍎>を食べようとしている場面です。


<知恵の実>を食べてしまったが故に、神に近づく知恵を手に入れたアダムとイブは、エデンの園を追放されてしまいます。ただし、その事が人類の誕生であるというお話は、ユダヤ教、キリスト教の礎になり、今やたくさんの人々の心の拠り所の信心になっています。



赤ちゃんのお誕生を記念してベビーリングをお創りになられる方も多くおられますが、ラッキーモチーフで、それぞれの誕生石をセットしたアニバーサリージュエリーのお創りは、いかがでしょうか❣️



なお、あと2つの観点、<色の配色を工夫した加工について>、<お使いにならなくなった幾つかのお品を、カジュアルなペンダントにお創りした加工について>は、次回 ご紹介いたします。







<うさぎ🐇>のペンダントをお創りしました❣️


上記ペンダントは、お客様のお品からお創りしたペンダントトップです。


御姉妹で<うさぎ>好きとお伺い致しましたので、<うさぎ>をモチーフにし、<物語>を感じて頂けるデザインに致しました。


<うさぎ>にまつわる<物語>は、色々ありますが、この度は日本の神話<因幡の白兎>と、謡曲<竹生島>の一節に由良する<波兎>を参考に致しました。


まず、最初のペンダントは、大国様に助けてもらった兎が、喜びのポーズを決めている様子を中央に配置したデザインに致しました。ペンダント下部のオパールは、海に見立てて、イエローサファイアとブルーサファイアを昼と夜に見立てて、時間の経過を表現致しました。また、波間を渡って来た様子をプラチナ線の曲線で表現致し、ガマの穂をK18でペンダント端にセット致しました。


次のペンダントは、謡曲<竹生島>に由来する<波兎>模様を参考に致しました。

謡曲<竹生島>は、醍醐天皇の時代の物語で、琵琶湖内にある竹生島明神に朝廷の家臣らが参拝する際、舟から眺めた湖畔の景色を、「緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり 月海上に浮かんで 兎も波を奔るか 面白の島の影色」と歌った一節が、<波兎>模様の由来との事。

お創りしたペンダントは、ブルートパーズを湖面に見立て、メレダイアと小さいサファイアとで、波飛沫を表現致しました。


尚、お二つとも、ペンダント金具は、お手持ちのペンダントをそのまま利用させて頂き、コストを抑える工夫を致しました。


<うさぎ>という、お題を頂き、色々な事を知る機会を頂きました。コロナ禍を経て、<うさぎ>に倣い、デザインの提案力を磨き、“跳躍”していきたいと思います。


当初のお預かり品




因幡の白兎 途中経過


波兎 途中経過







パライバトルマリンのペンダントをお作り致しました❣️


上記写真は、年初に仕入れたブラジル産の<パライバトルマリン>を、お客様のご依頼によりお作りしたペンダントです。


初夏になる頃出来上がって、お納め致しました。


アンティーク調のエレガントな枠で、<パライバトルマリン>の鮮やかなネオンカラーと相まって、とても涼やかなペンダントになりました。


暑い日が続いた今夏。お客様からは、再々にお使い頂けたように伺いました。


近年では、ブラジル産の<パライバトルマリン>の産出は、とても少なくなっているようで、希少性と共に、その美しい色が世界中を魅了し続けています。


ブラジルから産出した石を、ペンダントにお仕立てする事によって、お客様にお使い頂けるようになって、感慨ひとしおです。







一輪の薔薇🌹のリングをお創り致しました❣️


上記写真は、昨冬 奥様へのプレゼントとしてご注文頂いた<手彫り>を施したリングです。


<手彫り>には、幾種類か技法がありますが、今回の技法は、鏨(タガネ)を槌(ツチ)で叩き、手前に引き彫っていく<和彫り>を用いてました。


日本刀の鍔(ツバ)や、仏具などに施されてきた 日本伝統技法の<和彫り>も、時代の流れとともに それを受け継ぐ職人達の数が とても少なくなってきています。


職人技が 日々繋がっていく事を願うとともに、<一輪の薔薇🌹>のリングをご注文頂いたお客様には、このような伝統技法を伴った加工の機会を頂いた事に感謝致します。







海賊船のペンダントを作成致しました❣️



上記写真は、昨夏 お客様からお預かりしたお品でお創りした<海賊船>のペンダントです。


お客様からお預かりしたお品は、オパールのリング、真珠のリング、珊瑚のリングの3点で、デザインイメージは、<髑髏>、その後<海>を感じるペンダント とのお申し越しを頂きました。


そこで、オパール特有の揺らめくような煌めきを、月の光にきらめく海面に見立てて、海賊船が静かに航行していくイメージでデザイン致しました。


また、真珠と珊瑚は、海からの贈り物の象徴として、海底に眠るが如く船の下にセット致しました。


<海賊船>の造形にこだわりましたので、お預かりした真珠のリングの脇石のダイアは、船体部分にかためてセッティングし、煌めき過ぎないように致しました。


時節柄 お出掛けがしにくい日々が続いてまいりましたが、以前の日常に戻りつつある昨今、ご依頼頂いたお客様には、再々にお使い頂きたいと思いますと共に、このような加工のご依頼を頂いた感謝を感じた次第です。








ネックチェーンの<ペロリ> なんとかならない⁉️

😩ペンダントをつけると、ネックチェーンの端が<ペロリ>と、胸元中央に寄って来ます。なんとかなりませんか❓



❣️下記写真のように、ネックチェーンの引き輪金具横の、少し大きめの丸カンにチェーンを通し、通したチェーン端を、長さ調節のスライダーボールパーツにセットしては、いかがでしょうか❗️


🧐このアイデアを用いた50cmから80cmになるネックレスが、下記の通りございます。



🤨ご希望で 上記加工もお承りしております。どうぞお申しつけくださいませ。